【良いピアノ教室/先生の選び方】
最初に出会う先生が、その子の音楽の芽を伸ばしてくださるのか、摘み取ってしまうのか、
音楽=感性を育む 第一歩を左右します。
よくある「途中でピアノを挫折する」パターン
自信のない(ピアノを教えるプロではない)先生が、主婦業の片手間や、趣味の延長でのんびりと教えるのでバイエル(ピアノの初級教本)程度で終了となるのです。
本来、教わるべき「譜読み」「正しいリズム」「フレーズ感」「心で歌う」という、ピアノに必要な要素を身につけさせるような教育・レッスンがなされていないのです。
また、子どもが「できない」「分からない」のは、先生側の教え方に問題があるのです。
あたかもお子さんに問題があるように、責める、感情でしかる先生は決して選んではなりません。
【良いピアノ教室/先生の選び方】
1.面接で先生のピアノ教育に対する考え・ピアノを教えた経歴について尋ねる。
・ピアノを教えるプロかどうか?ピアノ指導者としての研鑚を積んでいるかどうか?
・子どもの段階にあった先生かどうか?(幼児期/導入期を得意とされている先生、次の段階を得意とされている先生など、様々です。)
・ピアノの導入期の場合は「初めが肝心」と、妥協なく丁寧に教えてくれる先生。
「この子は駄日だ、という子はいない。」「感性が無い子は、この世にいない。」
という信念のもとに教えてくれる先生がオススメです。
2.体験レッスンを受ける。更に実際のレッスン風景をみせてもらう。
・グランドピアノを使用し、小さいその子にあった足台が用意されていること。
・教室内が整理整頓、清潔感があり、また来たいと思う先生であること。
・今回、受けた注意がどれかわからなくなるような、楽譜の書き込みをする先生はNG。
(楽譜に書き込みをする場合は、読めなくならないようにコピーして使用するもの。)
・椅子に座りっぱなしの先生はNG。肩をやさしくたたき、リズムをとったり、歌ったり踊ったり、一生懸命の先生を選びましよう。
【ピアノの先生の選び方 実際のNG集】
・グランドピアノで指導をしない。
・ピアノを習わせたいのに、初めにエレクトーンを勧める。
・ピアノを弾く際に、足の届かない子に足台を使わない。
・お台所から、エプロンで手を拭きながらレッスン室にくる。
・スケールは指の練習だから、しばらく指をほぐしてて、と自分は消え、奥で掃除機を
かけている。
・約束の時間にいったのに、前の子で時間オーバー。
自分の時間を、もう一週同じところを弾いてきてね、と短縮する。
・感情で怒られ、説教でレッスン時間が終わる。
にわかに信じられないでしょうが、今もこういう先生はいらっしゃいます。
こういう、やる気のない先生に習わせないように、することです。
こういう先生の曲の仕上げは、とりあえず譜面どおりに弾けたら、テンポが多少スローだろうと花丸をつけて、先に進みます。
しかし、実は「譜面どおりに弾けた」という段階はスタート地点にやっと立てたという状態です。
本来であれば、「さあ、これから、音を作っていきましょう。」となるのが正しいのです。
前述の、感情で怒るという先生は論外ですが。
大切なお月謝をドブに捨てることのないようなお教室をどうぞ、選ばれますように